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2026年1月17日から3月6日に群馬県立歴史博物館で開催の「世界遺産 縄文」に行きました。 「北海道・北東北の縄文遺跡」で有名なのは三内丸山遺跡と遮光器土偶ですが、私がもっと感動したのが次のことです。
1. 10,000年以上前の縄文遺跡として、鹿児島県上野原遺跡、福井県鳥浜貝塚、神奈川県夏島貝塚などがありますが、
1-①北海道・北東北では、縄文時代が約13,000年(約15,000年前~2,400年前)も続いており、
1-②その間にどんぐりなどの木の実や海産物を貯蔵出来る土器が作られ始め、定住するようになっていたこと。
2. 約3,000年前に
2-①新潟県糸魚川市周辺でしか産出しないはずのヒスイで作った勾玉などの玉類が北東北で出土していること。
2-②長野県、新潟県、岩手県が産地のネフライトで作った石斧も出土していること。
逆に、北海道日高地方のアオトラ石製の石斧が東日本各地の縄文遺跡から出土していること。
3. 出土品で、私が特に注目したのは、次の様な肉親への愛情です。
3-①子供の「手形・足形付土版」が出土していること。
3-②「子どもへのおもい」のコーナは、子供への愛情および、女性への尊敬を表しています。
3-③妊婦を模った「しゃがむ土偶」が出土していること。
なお、新潟県村上市上山で出土した子供の足形付土製品は国宝です。
4.犬が人と同様の方法で埋葬されており、犬(猟犬)への家族意識・仲間意識の強さを感じます。
5. 土器の内面におこげが、外面にススの痕が残っていたことから、
土器が食料備蓄用だけでなく、煮炊きする鍋として使われていたことが明白です。
これらのことから、私は、北海道・北東北の縄文人が次の特徴を持っていたと勝手に思っています。
① 犬を含めて家族・同族への愛が強く、自分の地域にないものは交易で取り入れる進取性を持ち、
工夫をして現在の環境に適応する能力があった。
② 縄文時代は、世界史の新石器時代と同時代ですが、世界に誇れる文化性・精神性を持っていた。
私にも縄文人の遺伝子が1割以上含まれていることは、誇らしいです。